加藤日砂創作教室プロデュース作品展

【〜ごあいさつ〜 加藤日砂】

今回ご登場いただくお二人の作家様。

私は、そのお人柄や創作への想いに少しでも触れたく思い、今回インタビューを行わせていただきました。

また、お二人の作品展には共通して〝不思議の国のアリス〟というテーマが流れております。

また、

6月に先行開催される「ほこりのおと」様による

【アリスの森に棲む不思議な動物たち】では、手のひらサイズから少し大きめの作品まで、アリスの世界に迷い込んだような動物たちが登場いたします。

狛江での加藤日砂創作教室トップバッターになります。

そして10月開催の「寺嶋夕佳」様による

【アリスの森に散りばめられた不思議な輝きの欠片たち】では、儚げで愛らしい存在感を持つ小さめの仔たちや、10月の共演の作家たちも同テーマにて手に取り連れ歩きたくなるサイズ感で、また思わず身につけたくなる様なアリス題材の作品群のセッションを繰り広げますのでお楽しみに!

皆様にとって、この加藤日砂創作教室プロデュースによる作品展が、まるで宝物探しのような、素敵な出会いと発見に満ちた時間となりますよう願っております。

ーーーーーーーーーーーーーーー

★メイフェア清里さまのホームページのブログにて現在特集を組んでいます。6月と10月の【加藤日砂創作教室プロデュース作品展】の特集のお知らせとして取り上げていただく内容もご覧ください!

ーーーーーーーーーーーーーーー

【ほこりのおと プロフィール】

インタビュー文章・ディレクション

:加藤日砂

Q.幼少のころはどんなお子様でしたか?

A.昔から手芸的な手作業が大好きなこども時代を過ごしました。 

Q.どのような幅で手工芸をされていましたか?、ほこりのおと、の取り組みは以前から私は拝見していますが、絵画で言うならば、卓越した観察力と再構築力、技術的な集約力のなせるわざが今回の作品展では溢れんばかりに埋め尽くされていますね。

素晴らしいことだと思います。

A.手工芸が幼少からずっと得意で、大人になってからもパッチワーク、カントリードール、編み物、石鹸作り、革小物作り、スイーツデコなど常に何かしらの手芸に夢中になって携わり、現在に至ります。

Q.毛糸については特別な、切っても切り離せないような結びつきになったことを前に嬉しそうに仰っていたことが私は忘れられません。編み物の欠片をたくさん用意されてなんでもユニークな使用をされているのでしたよね?

A.はい。中でも編み物は10年以上夢中になり毛糸も大好きで、毛糸だけでみても毛糸コレクションは家族にけむたがれるくらい溢れ所有しています。

何気に近年の編み物ブームにたいしては自身の毛糸の山を眺めるたびに実はウフフと思うものがあったりします。

そして、毛糸については自身の作家名〝ほこりのおと〟について結びつきを強く感じていて、毛糸のもつ独特のエアリー感を様々な時代や、きもち、感覚、匂い、音、に見立てて編みかけや、バラバラの編み物など、それらを一枚の生地づくりから組み入れ染め上げて仕立てています。

また、加藤日砂創作教室での制作の中から偶然生まれた、ニットや編み地を切り合わせ染め重ねながら再構築していく独自技法〝編みパッチ染め〟は、現在の〝ほこりのおと〟の世界観を支える大切な表現のひとつとなっています。

〝ほこりのおと〟として制作をあたらしく展開し、いまの時代を歩みはじめました。

Q.そう言えばテディベアは育児期間以外ではトータル何年目位になりますか?

A.そしてテディベアは凡そ25年前に始めたのだけど子育てで中断し、コロナ禍に再開、トータルでは6年位です。

Q.ほこりのおと、のお気に入りは、、、

A.わかやまけんさんの『しろくまちゃんのホットケーキ』の絵本に出てくるしろくまちゃんとせなけいこさんの『

おばけのてんぷら』のおばけのキャラクターが大好き♫

好きな理由は物語も可愛いし、シンプルだけど温かく、優しくて癒され、静かで雰囲気があるから。と思っています。

Q.ほこりのおと、の好きなこと落ち着くことは、、、

A.読書やドラマ、映画を見るのが好き

手を動かして何かを作る時間が好き(無心になれる)

「ほこりのおと」さまは、独自技法〝編みパッチ染め〟によって、編み地や毛糸の記憶を幾重にも染め重ね、静かで深みのある作品世界を生み出されています。

けれどその一方で、ご本人は『しろくまちゃんのホットケーキ』や『おばけのてんぷら』のような、素朴で温かく、どこか懐かしい存在を心から愛しておられます。

その柔らかな感性を知ったうえで作品を見つめると、〝アリスの森〟に棲む動物たちの息づかいまで感じられるようで、作品の奥にある静かな物語が、より身近に浮かび上がってくるのです。

ーーーーーーーーー

【寺嶋夕佳 プロフィール】

文章・ディレクション:加藤日砂

幼い頃より彼女は、身近にあるやさしい質感のものや、時を経て古びたものたちに強く心惹かれてきました。

擦れた布、退色した色彩、静かに朽ちてゆくレースや布花、そして古いビスクドールやアンティークテディベアたち。

それらに触れるたび、彼女は単なる“古いもの”としてではなく、その奥に眠る物語や、言葉にならない静かな空気感を感じ取ろうとしていたのです。

特に彼女が愛してやまないのは、古いものたちが持つ、儚く退色した美しさ。

時間の経過によって生まれた擦れや揺らぎ、そして完成され過ぎていない“未完成な美観”に、深い憧れを抱いています。

今回の作品群では、そうした世界観をまるで『不思議の国のアリス』のレンズ越しに覗き込むように、彼女自身の記憶や感覚を重ねながら表現しています。

そこには、懐かしさと少しの寂しさ、そして繊細な可憐さが静かに息づいています。

彼女の作家性は、技巧を誇示するための造形や、重厚なクラシック表現とは少し異なり、むしろ“退色した詩情”や“古びた可愛らしさ”を大切にしながら、小さな存在たちへ静かな感情を宿してゆくことにあります。

時折彼女が身につけるアクセサリーや、選び取る素材、そして作品たちには、そうした彼女自身の感受性が自然と滲み出ています。

彼女が生み出す世界は、どこか儚く、少し寂しく、それでいて優しい。

そんな“静かな物語性”を含んだ存在たちなのです。

ーーーーーーー