テディベアについて

テディベアの定義

テディベアには基本的に厳密な定義はありません。 現在ではクマのぬいぐるみ全般をテディベアと呼んでいます。 ドイツのシュタイフ社、イギリスのメリーソート社に代表されるような伝統的なテディベアは、 良い品質のもので、丈夫なもの、手、足、首がジョイントで可動するものを特徴としています。 抱き心地もよく、こども達が乱暴に取り扱っても壊れにくく、 100年以上経ってもきれいな状態で残っているものがあります。

テディベアの名前の由来

テディベアの”テディ”というのは、 アメリカ第26代大統領セオドア・ルーズベルトの愛称からきています。 1902年の秋、ルーズベルト大統領は熊狩りに行き、瀕死のクマに出くわしました。 ところが、大統領は打ち殺すことを拒み、その熊を助けました。 その出来事が美談としてクリフォードベリーマンの風刺画とともに、 ワシントンポスト紙に掲載されました。 それを見たお菓子屋さんが、一体のクマのぬいぐるみを作り、 セオドア・ルーズベルトのニックネーム”テディ”をもらって”テディベア” と名付けたのがはじまりと言われています。 同じ頃、ドイツのシュタイフ社がライプチッヒで行われた博覧会に熊のぬいぐるみを出品しました。 それがアメリカのバイヤーの目にとまり、3000体の注文を受けアメリカで大ブームが巻き起こり、 これもテディベアとよばれるようになってこの名称が定着したようです。

he TEDDY BEAR MEN:
by Linda Mullins

テディベアを作りたい

自分が思い描いたテディベアを作ってみたい。 そんな風に思った事はないですか? テディベアを作るのは、少し難しく感じるかもしれません。 でも出来た時の満足感と形になったテディベアへの思いは何物にも代えがたいです。初めて作る方は、作り方の本などに掲載されている型紙を使用したり、 手芸店などで販売されているキットを使用するのがお薦めです。 本格的に作りたい方、自分でオリジナルの型紙を作りたい方は、 教室もありますので、先生に直接指導を受けることもできます。一体作った後はテディベアのとりこになっている事でしょう。その一歩踏み出してみませんか。

【主なテディベアの材料】

  • 布地:モヘア(アンゴラヤギの毛を織り込んだ布)、ボア、綿 など
  • 手のひら:足の裏の素材、フェルト、合成スエード
  • 目:グラスアイ、プラスチックアイ、ビーズ、シューボタン
  • ジョイント(頭と胴、胴と手足を接合する部品):   ハードボードジョイント、プラスチックジョイント
  • 詰めもの:化繊綿、ペレット(プラスチック製の米粒程の詰めもの)、木毛(木製の詰めもの)

【主なテディベア作りの用具】

  • 手芸用マーカー(型紙を写したり、鼻、口の形を描く)
  • スタッフィングスティック(綿を詰める)
  • コッターキー、ペンチ(ハードボードジョイントのピンを巻く)
  • はさみ
  • ブラシ(モヘアの毛並みを整える)
  • 鉗子(かんし・縫ったパーツを表に返す)
  • ぬいぐるみ針
  • 糸(丈夫なもの・目、手、足をつける)
  •  手縫い用ポリエステル糸(各パーツを縫う)
  • 刺しゅう糸(鼻、口、爪の刺しゅう)

【テディベアテキスト】
日本テディベア協会公認のテディベアテキスト『テディベア作り A to Z 入門から応用まで』
HPにて発売中

【材料が購入できるお店】
プリメーラ(株)
ジャパンテディベア(株)
サンタクルーズベア

当協会が主催する『日本テディベア with Friends コンベンション』 ではいくつかの企業ブースにて材料を販売しています。

【テディベア教室】
プリメーラ(株)  ママからの贈り物 

テディベアを買いたい

日本テディベア協会公式ショッピングモールサイト「 BEAMO (ベアモ) 」にてご購入いただいけます

BEAMO 公式サイト